2016年11月18日
あの日、僕たちが日本武道館で約束した時から5年が経った。
この5年間、東京ドームでの公演に向けて全力で動いていたし、本気で願っていました。
それはもちろんメンバーやスタッフだけではなく、普段僕らの事応援してくれてるみんなもそう思ってくれてたと思います。
そんな最中、世界中を震撼させている新型コロナウィルス感染症により、音楽業界だけではなく、多くの人達が苦しい思いをしています。
音楽業界といえば、昨年から自粛が始まり、半年程の自粛期間以降、
感染症拡大予防・運営ガイドラインに沿った形で少しずつライブも開催出来るようになりました。
ガイドラインに沿った形で開催しているライブは、会場内での感染やクラスターといったものが発生していないのがほとんどでしたが、
以前の様なライブをするにはまだまだ程遠く、更に動員数にも上限が有って、とても厳しい状況が続いてます。
全国の各競技場やスタジアムでは、スポーツの開催も運営ガイドラインに沿った形で徐々に始まっていますが、東京ドームだけでなくスケジュールが見えない状況に変わりはありません。
情勢が変われば、状況が変わり、今までの様にツアーを組んだり、ライブをしたりが出来なくなってしまいました。
僕たちも、昨年は音楽業界に消えかかっていた火を何とか絶やさないように僕たち也に積極的にライブを重ね、少しでもみんなと会える時間を守ってきました。
「こんな時代に」ではなく「こんな時代だから」こそ出来るライブを開催してきました。
様々な制約がある中で、来てくれたみんなには本当に感謝しています。
ですが、動員に制限がある事や、ライブを楽しむのに以前のように自由な状態ではなく制約がある中で、あの日みんなと交わした約束を果たす事は本当に自分が望んでいた事なのか。
メンバー、スタッフ全員でたくさん悩みました。沢山話し合いました。
もちろん強行する事も考えました。
東京ドームに大きなステージを組んで、あの日本最大級の客席をガイドラインに則った上限人数しか入れられずSOLD OUTと言わなければならない。
みんなと歌ったり、普段嫌な事を忘れたり、全てを発散したりする事さえも許されない、昨今の情勢。
散々悩み抜いた結果、僕たちは2021年以降、この情勢が良くなり、世界各国が音楽で。ライブで。音楽フェスで。
あの時の輝きを取り戻す日まで、東京ドーム公演の実現を無期限延期とさせて頂く事となりました。
楽しみにしてくれてたみんな、本当にごめんなさい。
今年2021年はアリーナ公演を行わずにライブの本数を出来る限り増やし、制約がある中ではあるけども、少しでもみんなに会える様にライブを大切に1本1本着実に行っていきたいと思います。
そして、来年2022年2月。
この時には今の情勢がどうなっているかなんて、分からないけれど、少しでもみんなとの想いを繋げたいという気持ちを込めて、
僕たちとみんなが約束を交わした東京・日本武道館でアリーナ公演の復帰を誓いたいと思います。
正式な発表まで今しばらくお待ち下さい。
メンバー、スタッフ共に本当に悔しい気持ちで今回の発表をさせて頂きました。
本当に自分自身不甲斐ない思いとみんなとの約束を守れなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、この延期した期間を絶対に無駄にしないので、もう少しだけ僕たちに時間を下さい。
必ず、この夢を叶えてみせます。
その時まで僕たちの隣を一緒に歩いていてくれたら嬉しいです。
明るい未来を信じて...
MY FIRST STORY Hiro